櫛田川可動堰 機械設備修繕工事
ゲート形式 | シェル構造ローラゲート |
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御発注者 | 中部地方整備局 三重河川国道事務所様 |
工事期間 | 2号ゲート:平成16年11月~平成17年6月 8号ゲート:平成17年8月~平成18年3月 |
工事番号 | 2号ゲート:48G-1035 8号ゲート:48G-1044 |
本工事は、当初田原製作所が収め、設置後50年が経過し老朽化が進んだ櫛田川可動堰のローリングゲートをシェル構造ローラゲ-トへ全面更新を行ったものです。
[更新時ゲート形式変更]
ゲート形式は、ローリングゲートと比較して、『機能性』『信頼性』『維持管理性』に優れたシェル構造ローラゲートへ変更となりました。
[設備の特徴]
シェル構造ローラゲートは、その名のとおり扉体が殻体構造となっており、ねじれに強いのが特徴です。扉体の両端にはローラが取付けてあり、水圧荷重を支持するとともに、扉体昇降時における車輪の役目を果たします。従って扉体はローリングゲートのように回転しながら昇降するのではなく、そのままの状態で昇降します。
※ 本工事では既設ローリングゲートの特徴的な土木構造を生かし、更新されたシェル構造ローラゲートは、斜めに引き上げられる構造となっています。
■ 既設ローリングゲート | ■ 更新されたシェル構造ローラゲート |
[設備仕様]
形 式 | 鋼製シェル構造ローラゲート |
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門設数 | 2 門 |
純径間 | 15.000 |
扉高 | 2.100 |
設計水位 | 常 時 上流水位 EL15.100m(越流高さΔh=0.500m) 下流水位 EL12.500m(設計水深=2.600m) 洪水時 上流水位 EL17.480m (H.W.L) (越流高さΔh=2.880m) 下流水位 EL12.500m(設計水深=4.980m) |
操作水位 | 常 時 上流水位 EL15.100m 下流水位 EL12.500m 洪水時 上流水位 EL17.480m (H.W.L) 下流水位 EL12.500m |
ゲ-ト敷高 | EL12.500 |
水密方式 | 前面3方ゴム水密 |
開閉装置 | 1M1D 電動ワイヤロープウインチ式 |
開閉速度 | 0.300 m/min(鉛直) 0.319 m/min(斜め方向) |
揚程 | 6.750m(鉛直) 7.183m(斜め方向) |
操作方式 | 機側及び遠方操作 |
電源 | 220 V 60 Hz (三相交流) |
余裕厚 | 片面 1 mm |
たわみ度 | 1/800 |
許容応力 | ダム・堰施設技術基準による |
[図面]
■ 全体配置図
■ 側面図